小さな組織の「情報機動力」戦略!

中小企業の情報機動力を高める最新ITの活用事例などを発信します。

1−5.最新ITを活用する目的

このブログ「小さな組織の情報機動力戦略!」は、中小企業の経営者の方々を

対象としています。 

 

経営のスピード化でお客様との信頼関係を作りたい方や、

iPadを購入したものの、個人的な利用の域を出ていなくて、

もっと効果のある活用分野を探したい方々に向けて情報を発信をします。

 

前回の「1−4.最新ITの活用法はシステムで考える」で、最新技術を

活用する内容をどのように決めるかについてヒントをお伝えしました。

 

今回はこのテーマに関連した話題を解説します。

 

1.差別優位性を作る

 

「1−4」では、まず「身近な課題の解決」に目を付けること、そして次に

「既存の情報資産の組合わせ」て、できることを考えましょうとお伝えしました。

 

でも、実は、「解決したい課題」であれば、何でも良いという訳ではありません。

 

その課題を解決することで、他社が容易にマネできない、自社独自のユニークな

戦略が展開できるような、そのような課題を見つけなくてはなりません。

 

経営で言う「差別優位を作る」ためです。

 

そして、どのような差別優位であれ、皆さんが目指す「お客様との信頼づくり」を

促進するものでなくてはなりません。

 

 

 

少し一般論になりますが、お客様が皆さんの会社を選ぶ価値、言い換えると

皆さんの会社が目指す差別優位には、次の3つのタイプがあるそうです。

 

1)皆さんの会社だけが、そのお客様固有のニーズに対応することができる

(顧客密着戦略)

 

2)皆さんの会社だけが、他社が提示できない価格で商品やサービスを提供できる

(コスト優位戦略)

 

3)皆さんの会社だけが、これまでにはなかった新しい商品やサービスを持っている

(新商品開発戦略)

 

 

皆さんはお客様から選んでいただくため、お客様との信頼をより強固なものにするため、

どのタイプを目指しますか?

 

僕は、中小企業が、大手を含む他の企業との差別化を図り生き残るための戦略としては、

1)の顧客密着戦略を軸に選択されることをお勧めしたいと思います。

 

なぜなら、コスト優位や新商品開発は、企業体力の大きな企業の得意技だからです。

人海戦術で広範囲に策を打って同質化を仕掛ける、全方位作戦で消耗戦になります。

資本の小さな会社が、このような戦い方をしても勝ち目はありません。

 

「ここまでしてくれるの、あんたの会社だけやもん」という評価をいただくことを

目標にしましょう。

 

 

2.顧客との信頼作りで差別化を図る

 

実はご紹介した3つのタイプによって、最新ITの利用形態はかなり違ってきます。

 

1)の顧客密着戦略では「お客様ごとのニーズを、隠れた部分まで見通す」こと、

「それに合わせたサービスを、できるだけ早く提供する」ことが、何と言っても

重要な目標になります。

 

「新しい技術を何に使えば良いか、よくわからない」と感じる時は、

 

現状の仕事のやり方を変えて、お客様自身が気付いていないニーズまでを

掘り起こし、スピードを発揮して提供することで、

 

「あんたの会社だけや」と評価してもらうことを、

最新ITの活用の目標にしていただきたいと思います。

 

そういう意味で、このブログでは、「お客様に喜んでもらう」

ことでお客様との信頼作りを進めることを目標に、最新ITの

活用の仕方を解説します。

 

技術論やガジェットとしての面白さなどについては、

対象外とします。 

 

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